ゼネコンとサブコンそれぞれの仕事
一括での請負だと
ゼネコンに依頼の際にわりと多いタイプなのが、一括での請負の契約です。
この場合は、ゼネコン側が工事に関わることを全て受注していき、サブコン側はそれぞれの担当に仕事を振り分けていくという仕事の流れになります、
現場にはもちろんゼネコン側とサブコン側それぞれの現場監督がいて仕切っていくのですが、一括での請負の契約の場合はゼネコン側とサブコン側が設備の図面や工事の進み具合やスケジュール管理などを細かく話し合ってから工事を進めていくようになりますので、現場監督同士のコミュニケーションも大切にする必要が出てきます。
しかし、逆に言いますとコミュニケーションがしっかりしているので、現場の者はそんなに悩んだり間に挟まれることなく気楽に仕事が出来るというメリットも存在しています。
別々の依頼の場合
一括で依頼する契約とは違い、先方がゼネコン側とサブコン側それぞれに依頼する別途工事の契約も存在しています。
つまりゼネコン側には建設工事を、サブコン側には設備工事それぞれをしてもらうというわけです。
実は、一括での請負の契約もですがこのタイプの契約もわりと多かったりします。
そのメリットを挙げていきますと、一括での請負の契約のようにゼネコン経由で依頼するよりかは工事の施工内容がわかりやすくなったり、設備工事のコストが抑えられたりしますので、先方側はそこまで負担を感じないという部分があります。
その他には、別途工事の請求や計画をゼネコンが一括して行うコストオン工事という契約もありますので、どの契約内容が自分たちにあっているのかよく見極めてから進めていくのがいいでしょう。